こんにちは
今日は私自身の考える『居場所』について
書きたいと思います
これは、前職の指導員時代に特に強く思っていたワードであり
私にとって社会教育について考える原点のテーマでもあります。
私の考える居場所は、
「家族でもない、学校でもない、第三の居場所」の重要性です。
私自身、一人っ子で、両親共働き、家に帰れば誰もいない
いわゆる鍵っ子でした。
学校が終わってから親が帰ってくるまでの空白の時間。
私はこの時間があまり好きではありませんでした。
「学校が終わったらまっすぐ家に帰りなさい」
「外に1人で出るのは危ないから家にいなさい」
真面目に親の言うことを聞いていた私には
家にいることがとても窮屈で退屈でした。
人との関わりを遮断され、閉じ込められた空間、そんな気分でした。
でも、その空間の生き苦しさに気づかせてくれたのは
児童クラブの存在でした。
『児童クラブ』とは、
保護者が共働き等により昼間家庭にいない小学生を預かり、その遊びと生活を支援し、健全育成を行っています。(一般社団法人児童健全育成推進財団HPより抜粋)
そこで出会った職員(当時は父母の会のボランティア)、
同年代とは違う世代との関わり(異年齢交流)が
私という人間を豊かにさせてくれたと考えます。
いろんな人がいるのですから
楽しく遊んでいるかと思えば
毎日あっちこっちで泣き声や喧嘩もあり(笑)
そんな中で揉まれまがらも
食(おやつ)を同じテーブルで共にし、
同じ時間を「あそび」を通して共有した
”友達”あるいは”仲間”は、
一人っ子で育った私にとってはとても刺激的で
今でも繋がっている、信頼できる人たちです。
このような場はどんな人にも必要ですし、
居場所があることで
心を健康に保つことができるのではとも思います。
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コロナで人との交流が制限されてしまった今、
ママたちの居場所はどこにあるでしょうか。
支援センターやママサロン、様々な場所はあるけれど
コロナで閉館していたり、人数が限られていたりいて
気軽に直接交流することが難しくなっています。
それでも、人と話したい、悩みを相談したい、友達を作りたい
そんな思いでオンラインで事業を促進しているところ
調べれば調べるほどたくさん出てきます。
情報過多で質の良い内容のものまで埋もれてしまう時代ですが
直接会いに行ける場所やオンライン上でも
居場所を探して、見つけて、たくさん作ってもらいたい。
それが、孤育てを脱する方法の1つだと考えます。
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居場所はいくつになっても必要だし、
いくつあっても良い
他者に気を遣うことなく
多少迷惑をかけながら一緒に子育てできる
そんな居場所を見つけてもらいたい思いでいます。
私のイベントも、そんな居場所の1つになってもらえたら幸いです
Horita Shiori
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